かわいいおじさんの話
自分はときどきVtuberの配信を見ている。
特に美少女の体を手に入れたおじさんたちの配信が気に入っていたりする(これを書くとバ美肉と明言していない人に失礼かなって思ってなかなか書けないけど)。
たまに自分の登録チャンネルを振り返ると少しずつ増えているのでそろそろ何が好きなのか明らかにしてもいいのかもしれない。
かわいい
彼らはかわいい。
バ美肉の方々にも色々いて、自身のかわいさをを表現するために声や動きを意識している人もいれば、自然体でやっている人もいるし、そもそも声には手を入れていなかったり、踊ったり歌ったり、分身したり変身したりする。
ペットは飼い主に似るという言葉があるが、逆に彼らは徐々にバーチャルの見た目に引き摺られて日常生活をかわいくしていく。
デビュー前はきっと一般的に言う普通の人で、自分がかわいくなりたいだなんてことはそんな意識してないであろう人たちがより自然な声の出し方を練習しだしている。
語尾に特徴を出そうとしたり秒で諦めたりする。
3D配信だとちょっとしたかわいい仕草が時間経過で増える。
酒をよく飲んでいる。
かわいいね。
基本的に個人勢
自分は個人勢のVtuberを高く評価している(何様だろうか)。
個人勢の方々は多くが趣味で美少女やっている人だ。
なぜなら多くの個人勢はそもそも収益化が通っていない。
趣味でやっている人たちなので、彼らはやりたくないことをあまりしないし(続かないので)、リアルの状況次第で配信できなかったりする。
逆に収益のために人生かけている人もいるし、それも好き。
(仮想的な人格を生活がかかっている複数人がサポートする仕組みは権利やら負担やらで稀に悲しいことが起きるため、個人的に配信外でのゴタゴタを目にする機会がほぼないという一点だけですごくよい。)
なにか好きなものを持っている
金にならないのにおじさんが美少女になって不特定多数の見る配信に身体を晒す理由は、大体が好きなものを語るためだ。
自分の好きなものをリアルで共有できなかったり、そもそもマイナーだったり、なにか心に溜まったものがあるから彼らは美少女になる。
もしくは、自分で絵を描いてたりする。
彼らは「ぼくがかんがえたさいきょうのおんなのこ」になる。
好きな要素を詰め込んだ最強の美少女になって世の寝ぼけた野郎どもにかわいいってのは何のことか教えてやるぜって意気込んでいる。
好きなものを表現している人はキラキラしている。
さみしがり
おそらくだが彼らは面倒でない程度に人との関わりを欲している。
面倒でないというのは、好きなものを好きと言ってもそれを気にしない人のことだ。
自分語りみを帯びているが、歳を取るにつれて友人が減っているのを実感する。
話をする機会が少ないほどに話をしなくなるのでいつも話せる人間は本当に少数しかいなかったりする。
美少女のおじさんは多くが20代であると推察される(だから女の子おにいさんの方が合っているのかもしれない)。
学校、就職、一人暮らし。何らかのさみしさを心に抱えているから、なにか行動に移す。
かわいいですね。
まとめ
好きなものをみんなに伝えられる人が僕は好きです。